- 公開日 : 2023年12月21日
- 更新日 : 2024年1月22日
プロパンガス給湯器の交換費用や時期とは?選ぶポイントや安く交換する方法も解説
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- プロパンガスのガス給湯器の交換にかかる費用は?
- ・ガス給湯器の交換費用相場は10~30万円
- ・ガス給湯器をお得に交換するには、ガス会社を変えるのがおすすめ
- ガス給湯器の寿命・交換時期とは?
- ・給湯器の寿命は10年~15年!
- ・ご自宅の給湯器交換した方が良いかも・・・5つの交換のサイン
- ガス給湯器の種類と選び方とは?
- ・種類・機能を選ぶ
- ・ガス給湯器の号数(給湯能力)を選ぶ
- ・エコ給湯器かどうかを選ぶ
- ・ランニングコストを考えて選ぶ
- ガス給湯器の交換方法とは?
- ・ガス給湯器の交換を依頼する業者を調べる
- ・希望する業者が工事対応エリアに入っているかを調べる
- ・希望する給湯器を選ぶ
- ・商品と交換工事を合わせた金額の見積もりをとる
- ・交換を依頼する業者を決定する
- ・契約事項と工事日程を確認する
- まとめ
「最近、給湯器の調子が良くないけれど、まだ壊れていないし交換しなくても大丈夫だよね?」
「引っ越してきてから数年経ったけれど、給湯器の寿命ってどれくらいなのかな・・・」
「給湯器を交換すればガス代は安くなるのかな?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、プロパンガスのガス給湯器の交換にかかる費用や選び方、適切な交換時期について分かりやすく解説していきます。
また、ガス給湯器をできるだけ安く交換する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
プロパンガスのガス給湯器の交換にかかる費用は?
まず、ガス給湯器の交換にかかる費用について、簡単に説明していきます。なお、以降の金額は税込金額を想定しています。
ガス給湯器の交換費用相場は10~30万円
ガス給湯器の交換費用は、ガス給湯器の種類や機能、設置場所によって異なります。その他さまざまな条件によって変わりますが、一般的な費用感としては、工事費も含めて10万円~30万円を見込んでおくとよいでしょう。
ガス給湯器の交換にかかる費用の内訳は、以下の通りです。
ガス給湯器の交換費用総額 = ガス給湯器の本体価格 + 工事にかかる費用
ガス給湯器の本体価格が5万円~20万円程度、工事費用が3万円~5万円程度です。
ガス給湯器の種類別に、もう少し詳しく見ていきましょう。
ガス給湯専用
名前の通り、給湯機能のみを備えているタイプです。キッチンや浴室において給湯が可能ですが、追い焚き機能などはありません。この種類の交換費用の相場は7万円〜9万円です。
(※工事費用込みの総額)
号数 | 交換費用総額の目安 |
16号 | 7万円~ |
20号 | 8万円~ |
24号 | 9万円~ |
ガスふろ給湯器
給湯機能に加えて、自動湯はり機能や追い焚き機能を備えたタイプです。この種類の交換費用の相場は12万円〜16万円になります。(※工事費用込みの総額)
号数 | 交換費用総額の目安 |
16号 | 12万円~ |
20号 | 14万円~ |
24号 | 16万円~ |
なお、ガスふろ給湯器は、オートタイプとフルオートタイプの2種類に分けられます。フルオートタイプの場合は、自動たし湯機能と自動配管洗浄機能が付いています。一方でオートタイプの場合は、自動たし湯機能は付いていませんが、手動であればたし湯は可能です。
ガス熱源付き給湯器
給湯機能はもちろん、自動湯はり機能や追い焚き機能に加えて、さらに温水暖房接続を備えたタイプです。
温水を活用しながら、床暖房や浴室乾燥機を使用することができます。この種類の交換費用の相場は20万円〜26万円になります。(※工事費用込みの総額)
号数 | 交換費用総額の目安 |
16号 | 20万円~ |
20号 | 23万円~ |
24号 | 26万円~ |
ガス給湯器をお得に交換するには、ガス会社を変えるのがおすすめ
給湯器をお得に交換したいのであれば、プロパンガス会社を変更してみることをおすすめいたします。
例えば、スマートフォンを他社に乗り換えれば、「乗り換え割」が適用されたり、端末代が安くなったりしますよね。同じように、プロパンガス会社を乗り換えることで、メリットを受けられる場合があります。
Dsmart Energyでは、プロパンガスの乗り換えとセットでガス機器を購入すると、特別価格でお得にお買い求めいただけます。給湯器の買い替えのついでに、ガス代の見直しもいかがでしょうか。
ガス給湯器の寿命・交換時期とは?
この章では、ガス給湯器の寿命や交換時期について解説していきます。
給湯器の寿命は10年~15年!
一般的に、ガス給湯器の寿命は10年~15年と言われています。
もちろん、実際の寿命は、設置場所や使用頻度によって前後します。設置してから数年しか経過していないのに壊れることもあれば、あるいは15年以上経っているのに問題なく使えている場合もあるでしょう。
もし、ガス給湯器を設置してから10年程度が経過しているのであれば、「そろそろ買い替え時」だと考えておいてください。
ご自宅の給湯器交換した方が良いかも・・・5つの交換のサイン
上述の通り、10年程度が経過していれば、給湯器の交換タイミングだと言えます。
しかし、経過年数にかかわらず、以下のようなサインに気づいたら、すぐに給湯器の点検・交換を検討するようにしてください。
【給湯器交換の4つのサイン】
・設定温度のお湯が出なくなった
・異音が気になる
・給湯器の経年が目立ってきた
・水漏れしている
設定温度のお湯が出なくなった
設定温度のお湯が出にくくなった場合や、温度がなかなか安定しない場合は、給湯器本体が故障しているかもしれません。
ただし、混合水栓やガスメーター、もしくはリモコンに不具合が生じている場合もあります。
異音が気になる
「いつもと違う音が聞こえるな」「給湯器から変な音がする」と感じたら、何らかの故障が疑われます。
ガス漏れ・異物混入・ファンモーターの不具合など、さまざまな可能性が考えられますので、すぐに点検や修理を依頼してください。
給湯器の経年が目立ってきた
給湯器の経年が進行してサビなどが目立ってきた場合、内部での腐食や異常発火などが想定されます。
放置しているとさらに老朽化が進み、大きな事故につながる可能性もありますので、給湯器の修理・交換をご検討ください。
水漏れしている
給湯器から水漏れが発生しているケースです。
配管の破裂や穴あき・熱交換器の破損・パッキン(ゴム状の部品)の劣化など、さまざまな不具合が想定されます。放置していると、内部の電気系統がショートして発火する危険性がありますし、ガスの不完全燃焼による一酸化炭素中毒のリスクもありますので、十分に注意してください。
ガス給湯器の種類と選び方とは?
給湯器にはさまざまな種類があり、ご自宅の設備に合わせて最適なものを選ぶ必要があります。
そこでこの章では、給湯器の種類や選び方について分かりやすく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
種類・機能を選ぶ
繰り返しにはなりますが、ガス給湯器は、大きく以下の3種類に分けられます。
- ガス給湯専用:ガス給湯機能のみが備わっているタイプ
- ガスふろ給湯器:自動湯はりや追い炊きができるタイプ
- ガス熱源付き給湯器(床暖房などが接続可能な機種):ガスふろ給湯器の機能に加えて床暖房などにも対応できるタイプ
それぞれの特徴や、設置にあたっての料金の違いは冒頭で述べた通りです。ご家庭の事情や予算から選んでみてください。
ガス給湯器の号数(給湯能力)を選ぶ
ガス給湯器にはいくつかの号数(給湯能力)があるのですが、日本のご家庭に普及している一般的な号数は16号・20号・24号の3種類です。号数が大きくなればなるほど、一度に沸かせるお湯の量が増えていきます。
【号数の選び方(目安)】
・16号:同時に複数箇所でお湯を使わない単身世帯
・20号:たくさんお湯を使うわけではない2人家族
・24号:たくさんお湯を使う4人家族
同居している家族の人数や、普段のお湯の使用量を確認しながら、最適な号数を選んでください。
エコ給湯器かどうかを選ぶ
エコ給湯器とは、従来の商品よりも熱効率が高い、省エネ型の給湯器のこと。「より少ない燃料でより多くのお湯を沸かせる」ようなイメージですね。
一般的な給湯器と比べて初期費用は高くなりやすいですが、月々の光熱費は安くなりやすいです。
代表的なエコ給湯器 | エネルギー源 | 初期費用の相場 |
エコフィール | 石油 | 25万円~40万円 |
エコジョーズ | ガス | 25万円~40万円 |
エコキュート | 電気 | 40万円~80万円 |
エネファーム | ガス | 130万円~180万円 |
ランニングコストを考えて選ぶ
初期費用(本体価格や工事費用)だけでなく、ランニングコスト(月々の光熱費)についても、しっかりと頭に入れておきましょう。
例えば、従来のガス給湯器とエコジョーズのランニングコストを比較すると、以下のようになります。
年間のランニングコスト(目安) | ||
本人を含む同居人数 | 従来のガス給湯器 | エコジョーズ |
1人 | 約63,000円 | 約55,000円 |
2人 | 約80,000円 | 約70,000円 |
4人 | 約95,000円 | 約83,000円 |
※プロパンガスの場合
ガス給湯器の交換方法とは?
最後に、ガス給湯器を交換する際の流れについて簡単に解説いたします。
ガス給湯器の交換を依頼する業者を調べる
まずは、依頼する業者を調べましょう。
地域の工務店やホームセンターに依頼するという選択肢もありますが、ガス会社を選ぶのもおすすめです。
ガス会社では、Dsmart Energyのようにプロパンガスの切り替えとセットで購入するとお得に購入できるサービスを提供していることがあります。ガス代が安くなる可能性もあるため、ガス代が高いな…と感じられている方はおすすめです。
希望する業者が工事対応エリアに入っているかを調べる
業者ごとに、工事対応エリアは異なります。全国対応している業者もあれば、特定の地域にしか対応していない業者もあるでしょう。
希望する業者のホームページにて、自宅の住所が対応可能エリアに入っているかどうか、チェックしてみてください。
希望する給湯器を選ぶ
業者が決まったら、希望する給湯器を選びましょう。
機能や号数、あるいはランニングコスト面などを考慮しながら、最適な商品を探してください。
商品と交換工事を合わせた金額の見積もりをとる
交換費用総額の見積もりをとります。給湯器の本体価格と工事費用を合わせて合計いくらになるのか、しっかりと確認しましょう。
できれば1社だけでなく、数社から見積もりをとっておくことをおすすめいたします。
交換を依頼する業者を決定する
見積もり内容に納得できたら、業者を決定してください。
契約事項と工事日程を確認する
契約内容に問題がなければ、事前に現場調査を受けた上で正式発注を行い、工事日程の調整に進みます。
まとめ
ガス給湯器の交換にかかる費用やベストな交換時期、安く交換する方法について分かりやすく解説しました。
ガス給湯器の寿命は10年~15年ですが、不調が続いているのであれば交換すべきタイミングだと言えます。
給湯器を変えてから数年が経っている方、最近給湯器の調子が良くない方は、この機会にガス会社を変更し、給湯器の交換を検討してみてはいかがでしょうか。