- 公開日 : 2023年12月21日
- 更新日 : 2024年1月22日
ガス代を安くしたい!今すぐ実践できるプロパンガスの節約方法16選!
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多くの家庭で利用されているプロパンガスですが、「毎月のガス代が高い…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?最近は、何処もかしこも値上げ…できればガス料金を抑えたいですよね。
そこで本記事では、ガス料金を節約したい方向けに、プロパンガスの料金体系や平均使用量、ガス料金の節約方法をご紹介いたします。今すぐできる簡単な節約方法をご紹介いたしますので、ぜひこの機会に実践してみてください。
まずは料金体系と平均使用量を知っておきましょう
プロパンガス代を節約するためには、まずは料金の仕組みや使用量の目安を知ることが大切です。ここではプロパンガスの料金体系と平均使用量についてわかりやすく解説いたします。
基本的には「基本料金」と「従量料金」で構成されている
プロパンガスの料金体系はガス会社によって異なりますが、基本的には「基本料金」と「従量料金」の合計で計算します。
基本料金は、毎月必ず支払う固定費用のことです。検針費・プロパンガスの容器・設備維持費・点検調査・事務手数料などが含まれています。
従量料金は、ガス使用量に応じて決まる費用です。1立方メートルあたりの価格として設定されている「従量単価」にガス使用量をかけ算して料金を算出します。
なおプロパンガス料金の計算方法については、以下コラムにてより詳しく解説しています。ご自宅のガス代に違和感がある方や、「どのように計算されているんだろう?」と気になる方は、ぜひご覧ください。
プロパンガスの1ヵ月の平均使用量
プロパンガスの1ヶ月の平均使用量を、本人を含む同居人数や地域別にご紹介いたします。
世帯人数別の平均使用量
まずは、本人を含む同居人数別のプロパンガスの1カ月の平均使用量についてご紹介いたします。
なお、以下のプロパンガス使用量は、全国平均から算出した数字なので、お住いの地域のガス料金を調べたい場合は、料金シミュレーションで確認しましょう。
簡単に確認できるよ!
本人を含む同居人数が1人・2人 | 6.5㎥ |
本人を含む同居人数が3人 | 8.9㎥ |
本人を含む同居人数が4人 | 11.3㎥ |
参照:平成18年度灯油消費実態調査報告書
参照:灯油及びプロパンガス消費実態調査
地域別の平均使用量
プロパンガスの使用量は、気候や灯油で給湯や暖房を行うかなど、地域によって大きく異なります。地域別の平均使用量は下記の通りです。
北海道 | 4.0㎥ |
東北 | 7.1㎥ |
関東 | 11.4㎥ |
甲信越 | 8.5㎥ |
北陸 | 8.4㎥ |
東海 | 10.5㎥ |
近畿 | 8.6㎥ |
中国 | 8.6㎥ |
四国 | 8.5㎥ |
九州 | 7.6㎥ |
あくまで地域別の平均使用量なので、より詳しく料金の目安を知りたい方は料金シミュレーションでチェックするのがおすすめです。
プロパンガス代節約方法16選!
使用量によって従量料金が上がっていくガス代の節約のカギは、当然ですが無駄なガス使用量を減らすことです。ここでは、今すぐできる節約方法を16個ご紹介いたします。
キッチン編
ガスコンロやお湯など、ガスを使う機会が多いキッチン。キッチンの使い方を見直すことで、ガス使用量を抑えることができます。ちょっとした工夫ですが、それらを合わせるとガス代の節約につながっていきます。
ガスコンロの使用時間を極力減らす
ガスコンロの使用時間が長くなるほどガス料金も高くなります。
ガスコンロで温めた余熱で調理できる「保温調理器」を使うことや、鍋の中に圧力をかけ短時間でしっかり煮込む圧力鍋といった「調理器具」を使うことで、ガスコンロの使用時間を短縮でき、ガス料金を節約することができます。
蓋や落とし蓋を使用する
調理時の鍋やフライパンに、蓋や落とし蓋を使うこともおすすめです。蓋や落とし蓋を使うと、鍋やフライパンの熱が逃げにくくなるので、調理時間を短縮でき、その分ガス使用量を抑えることができます。
鍋やフライパンの大きさに合った火力に設定する
鍋やフライパンの底から炎がはみ出ると、その分ガスを無駄遣いしてしまいます。ガスコンロの火力は、鍋やフライパンのサイズに合わせるようにしましょう。/
同時に調理できるものは1つの鍋で調理する
麺と具材の野菜を同じ鍋でゆでるなど1つの鍋で同時に調理することで、複数の鍋を使って調理するよりも、ガスの使用時間や使用量を減らすことができます。
加えて、洗い物が減り、調理に使うガスだけではなく食器洗いに使うガスの節約にもなります。
食器洗いは節水と時短を心掛ける
寒い時期は、お湯で食器洗いをする方が多いかと思いますが、お湯を出しっぱなしにするとガスの使用量が増えてしまいます。
そのため、お湯を洗い桶にためて洗うと、少ない量のお湯で済み、ガス料金と水道料金を併せて節約することができます。
お風呂編
浴槽に張るお湯は、1回あたり約200Ⅼです。これだけのお湯を温めるためには、多くのガスが必要です。お風呂に掛かるガス料金は安くはありませんが、工夫次第で節約することができます。
給湯器の設定温度を下げる
設定温度が高くなるほど、水からお湯に温めるために多くのガスが必要となり、ガス料金も高くなってしまいますが、実は設定温度を2℃下げるだけでお湯を沸かすための熱量が減るので、ガス使用量の節約になります。
加えて、お風呂のお湯は、38~40℃程のぬるま湯が健康にも良いと言われているので、38~40℃よりも高い温度で設定している場合は温度を下げることを検討してみてはいかがでしょうか。
浴槽にためるお湯の量を減らす
浴槽にためるお湯の量を減らすと、その分ガス料金を節約することができます。水を入れた2Ⅼのペットボトルをバスタブに3~5本程入れるとお湯をかさましでき、少ないお湯でも快適に入浴することができます。
家族の入浴時間をまとめる
家族の入浴時間をまとめることは、追い焚きに使うガス使用量を節約につながります。
例えばお湯を沸かした同日に追い焚きをした場合、1回につき約32円のガス料金が掛かります。もし1日1回追い焚きをするとなると、年間で約11,680円もガス料金が発生してしまいます。
家族の入浴時間がバラバラだと、全員が入浴するまでにお湯が冷めてしまい、追い焚きの回数が増えてしまいます。できるだけ入浴時間をまとめて、お湯が冷めない工夫をすることをおすすめします。
シャワーの使い方を見直す
長い時間シャワーを使うと、その分ガス料金が多くかかります。そのため、短時間でシャワーを済ませるようにするとガス料金を安く抑えることができます。
また、ご自宅のシャワーヘッドを、節水シャワーヘッドに替えることもおすすめです。節水シャワーヘッドはお湯の出る量を減らすので、意識しなくても水を温めるためのガス使用量を抑えられ、ガス料金を節約することができます。
ガス機器編
ガス機器選びや使い方に気をつけることで、ガス使用量を抑えることができます。
給湯器をエコジョーズに変える
「エコジョーズ」とは、これまで無駄になっていた熱を有効活用することで、ガスの使用量をできるだけ抑えてお湯を沸かすことができる給湯器のことです。従来型の給湯器と比べて、ガスの使用量を10~15%も減らすことができるので、ガス料金を節約することができます。
ガスコンロの吹きこぼしに注意する
ガスのバーナー部分の穴が詰まると熱効率が落ち、ガスの使用量が増えてしまいます。そのため、吹きこぼしに注意することで、穴の詰まりを防止でき、ガス料金の節約になります。
ガスファンヒーターの暖房設定温度を下げる
ガスファンヒーターは室温が設定温度に上がるまでフル稼働します。そのため、設定温度が高いとその分ガス料金も上がってしまいます。暖房の設定温度を21℃から20℃にした場合、年間で約1,320円の節約になるので、適温で使うようにしましょう。
参照:資源エネルギー庁「空調 | 無理のない省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト」
ガスファンヒーターを適切なサイズに変える
ガスファンヒーターのサイズが大きくなる程、その分ガスの使用量も増加します。そのため、あまりにも大きいサイズのガスファンヒーターを使うと、ガス料金が余計に掛かってしまうので、部屋を暖めるために適切なサイズに買い替えることを検討しましょう。
契約の見直し編
契約しているガス会社の料金体系が高いと、ガス料金が高いままです。契約の見直しもガス料金の節約に効果的です。主な方法を2つご紹介いたします。
より安い他のプロパンガス会社へ乗り換える
プロパンガスの料金設定は自由料金制となっており、各ガス会社によって料金体系が異なります。これまでと同じようにガスを使用しても、ガス会社を乗り換えるだけで、ガス料金を安くできる場合があります。
ガス代の料金シミュレーションをして、今よりもガス料金を安くできるプランがないかチェックしてみましょう。
簡単に確認できるよ!
支払い方法を見直す
見落としがちですが、支払い方法を見直すだけで負担を軽減することができる場合があります。
クレジットカード払いであれば、ポイントがたまるのでお得に利用することができます。特に還元率の高いクレジットカードは、ポイントがたまりやすくおすすめです。
まとめ
本記事では、ガスの無駄遣いを減らすために役立つ節約方法を16個ご紹介いたしました。
プロパンガスの使用量を抑えることで、家計への負担を減らせることはもちろん、環境保護にもつながります。ご紹介した節約方法は、生活の中で取り入れやすい節約方法ばかりなので、ぜひ活用して、快適に生活しながらガス料金を節約していきましょう。
また、ガス会社を変更することで同じガス使用量であってもガス代を下げられる場合もあります。